vpc、、vm
そういえば先日VirtualPCを動かして、すげぇぜCore2Duoとか思っていたわけですが、今回VMWare6でも同じ環境を作って動かしてみたらなんかVMWareの方が速くね・・?
ってことで比較してみました。
マルチウィンドウにしたPC上でVirtualPC、VMWareともクライアントPCの解像度は1024×768で同じ動画をどちらも同じCodecで同じプレーヤーで最大化して再生してみたところ。
ホストPCがマルチウィンドウの環境で、画面の分割点(中心部分)にいるマシンの方が不利かと思われるかも知れないけどオーバーレイは利いてないし、各々の位置を逆にしても結果は同じだったのでウィンドウ上の場所による有利不利はないと思いねぇ。
オーバーレイ利かない状態で1024×768に拡大して再生してるので動画の綺麗さとかはまぁジャギーでどうしようもないですけどオーバーレイがないだけにCPUパワーが測れる感じはします(^^;
で、左ウィンドウがVirtualPCで、右がVMWare6。一応実行に際してはいずれのマシンにもフォーカスがないようにしてあります。
クライアントPC中でのCPU使用率がVirtualPCでは30%で、VMWare6が19%。で、右の方にProcessExplorerを表示させてあるんだけど、VirtualPCとVMWare6でのCPU占有率が20.77と14.62。
つーことで、VMWareに軍配が(^^;
まぁ同時に実行だとスレッドの分配(?)がどーたらとかで本当にこの速度比かと言われるとおそらくそうじゃないと思うんですが、ただ個々に動かしてもVMWare6の方が軽かったので比較してみる気になったわけで。単体で動かしても体感で違うくらいは違ってるのね。
細かいところで使い勝手は違って、VirtualPCはホストPCからのファイルコピーが、クライアントPCへのドロップで行えるところが便利。VMware6ではホストPC上に共有フォルダを作ってやるとそれがクライアントPCから見えるようになるのでそこで受け渡しする。これはネットワークの設定とは無関係に共有出来るので、ウィルスの実行のチェックみたいな、ネットワークを切っておきたい時でもそのフォルダ共有は生きてます。
VirtualPCではPCのステータス保持が1つしかなくて、任意の時点でのディスクイメージを保存しておくことが出来ない。VMWare6はいくつでもそれが出来る(スナップショットと言っている)のであれこれインストールしてみたりしてシステム壊してみたりするときに、とりあえずスナップショット取っておけばその時点までさっくり戻せるのでチョー便利。スナップショットマネージャというのが付いていて、スナップショットの削除やコピーも可能。
VirtualPCはクライアントPCのウィンドウを移動させると、クライアントPCの動作が止まるので、動画再生中にクライアントPCの場所移動させようとするとフレームがずれて困った(^^;
VMWare6はクライアントPCのウィンドウ移動中でもクライアントPCの動作は止まらず。
VMWare6の大きなアドバンテージとしては、USBのサポートもあるね。ホストPCに接続したUSB機器を直接クライアントPCで認識出来る。シリアルとパラレルも使えるようだけど試してない。つか試す機械がねえ。
それから、実行している画面の記録が出来る。ただ(experimental)と書いてあるのでどのくらい使えるのかわからんけど。実験してません。
あと、vncのクライアント機能がデフォルトで実装されていて、クライアントPC中にvncをインストールしなくても使えるのがおもしろいかな。
あと、VMwareプレーヤーというソフトが無償で配布されていて、それを使うとVMWare6で作ったクライアントPCを動作させることが出来るのが便利。
そうそう、VirtualPCはXP Proじゃないと動作しないけど、VMWare6はXP Homeでも動くのが大きなアドバンテージね。これは大きい。
と、いろいろとVMWare6の方がいいこと多いね。ベータの時はデバッグ動作(?)してたみたいで、そんなに速いと思わなかったけど、正式リリース版はコリャイイワになってました。