ブレーキペダルをロードセルにした

さて出来上がったと言っていいと思うので接続してみる

assettocorsaで動作確認したらちゃんと動いた。
ただこの3Dプリントした筐体をそのままクランプ止めは割れそうなので、適当なMDF板に両面テープ止めして、MDF板をテーブルにクランプ止めすることにした。
それとともに、こんなのをTPUで印刷

そんでケーブルを保持

左から、HX711への4本線、ペダルからのRJ12入力、サイドブレーキへの3本線

機能のサマリ
・ThrustmasterペダルのRJ12をそのまま使える
・ロードセルとアナログを合算してブレーキ入力として使える
・サイドブレーキをアナログ化出来る
・入力のないときは5分でスリープとなり、画面が消える
・ディスプレイに設定とペダルバー表示

動作中はこんなかんじ。動画はちらついてるけど目視ではちらついてないす

まぁそんなところ。前面パネルのボリュームは、1個がアナログの更新レートで、10~100%設定出来る。画面上、上段のUPDATE RATIOが設定値。
アナログ入力が安定しない場合、レートを下げると安定するが、入力は鈍くなる。でもたぶん50%くらいまでは体感変わらないと思う。
もう一つはブレーキのアナログ値とロードセルとの比設定。0~100%が設定出来る。画面上下段のLOADCELL RATIOがそれ。0でアナログ値のみブレーキとして使い、ロードセルは使用しない。100%でロードセルのみでアナログ値使用しない、となる。好みとしては85%くらいにしておくのがいいかな。ペダル踏んでロードセルにちょっと当たったくらいまで踏むと、コーナリング時に頭がぐっとインに入る感じがする。
画面下のボタン長押しするとキャリブレーションモードとなり、中央部にCALの文字が表示される。このときにアクセル、ブレーキ、クラッチ、サイドブレーキをめいっぱい動かすと上限下限値が検出される。もう一回長押しでキャリブレーション終了で、そのときの値をメモリに保存する。保存された値は次回起動時に読み出されるので、毎回キャリブレーションする必要はない。
下段の、押しにくいところにあるボタンはリセットボタン。arduinoをリセットする。
スライドスイッチは動作モード設定スイッチ。切り替えると、常時キャリブレーションモードとなり、起動時にキャリブレーションリセットされた状態で起動し、各ペダルの上限下限値を読み取って常にキャリブレーション状態で動作する。値は保存されない。おそらく通常のT300RSはこっちの動作かなと思う。
常時キャリブレーションモード時は、画面中央にCALの文字が反転して表示される。
アクセルの入力がないときは5分でスリープ状態となる。スリープに入る2分前くらいには画面上にSLP:115 などとカウントダウンが表示され、0になるとスリープ状態になり、各入力が1秒に3回くらいしかチェックされなくなる。
アクセルペダルを踏むことで画面点灯し通常動作に戻る

スリープモードを作ったのは、USBの電源入りっぱなしの環境だと、ディスプレイがずーっとつきっぱなしなのがウザ、と思ったので。

割と機能詰め込んだつもりだけど、ビルドしてみるとこんな感じで

まだ20%もメモリ残ってるので機能盛り放題(^^; だけどペダルに盛る機能なんてないしなー。

で、実際使ってみるとどうかっていうと、ドリフトとかはよくわからんけど、GSRミクZ4 GT3とかでニュル北とか走ってみたらすごい走りやすくてびっくり(^^;
ブレーキ由来のホイールロックからのコースアウトとかがほとんど無くなった。コーナリング時、軽く踏んでフロントがクイっとイン向くのが楽しい。
皆がロードセルロードセル言うわけだなと。
実車の、パッドがローターに触れるかどうかまではペダルがすっと踏めて、ローターに当たったあとは踏み込む距離というより踏力になる、って感覚と近い感じにはなってるかな。なかなか楽しげ。

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