隠れ家的神社に

\PAD長/
ってことで、発売以来気にはなっていたけど、
・高い
・でかい
・使い勝手悪い
ので躊躇してたアレを買ってみました。

おソニー様(尊敬してるわけではない)のX1060です。
いいところがちょっとと、悪いところがいっぱいあるのですが、とりあえず気に入りました(^^;
いいところ:
・とりあえず今まで買ったDAPの中では一番まともな音が出る。フラットとかいう話をよく見かけますけど、個人的にはフラットよりもちょっと低音が出てる気味かなと思います。高音でよくある、破裂音(サ行の音とか)がキツイってこともないですし、中域もボーカルが出すぎでも引っ込みすぎでも無いですし。低音はハリのある低音ではないです。なんつうか、中型のブックシェルフスピーカー的な音じゃなくて、床にベタ置きの30cmウーファー搭載のスピーカーみたいな?
・ノイズキャンセリングすげえ。無音状態で、ノイズキャンセルかけると周囲の音がすーっと消えていくのが楽しげ。Y橋店舗内のザワザワした雑踏も気になりません(^^;
・D&D対応になった。PCに接続したときにドライバが必要ない。
・有機EL綺麗
わるいところ:
・ホワイトノイズでけえ。無音状態で、電源ONするといきなりホワイトノイズみたいなのがシーと聞こえます。これはもうちょっとナントカして欲しかったなぁ。
・曲のディレクトリ管理が出来ない
・D&Dで登録した曲でプレイリストが作れない
つまり、お気に入りの曲だけをまとめて聴く手段がないってことね。SonicStageをつかえという事なんでしょうけど、起動遅い使いづらい転送遅いの3拍子そろったソフトなんてねぇ・・・
とりあえず回避策というか工夫でなんとかなるはなるのですが(後述)つかえねぇなぁ・・
・曲を、アルバム・アーティスト・ジャンル・リリース年・プレイリストでサーチして再生することが出来るけど、画面を擦って選曲するサーチをすると必ずアルバムサーチになってしまう(最悪)
曲プレイ中に画面をこすると、

こんな画面になるんですが、これで羅列されるのはアルバムのみ。曲ではありません。サーチした結果の曲を表示するのが普通だろー
\バカジャネーノ/
で、サーチした結果から選曲したいときには、プレイ中の画面左下のボタンを押すと、リスト表示になるので、そこから選びます。

ここにはアートワーク表示されません。
・イコライザは調整してもあまり不自然になったり音が荒れたりする事が無くて、音質的には使い物になるけど、いかんせん調整出来る周波数帯が少なすぎと、周波数あたりの調整の1ステップでの変化が大きすぎて使えない。
調整できるのは、0.4k、1.0k、2.5k、6.3k、16khzの5バンドと、クリアバスという低音増幅のみ。低音を下げることは出来ません。ドンとシャリ部分だけ調整できればいいってこと?
でもまぁ個人的にはイコライザは全く弄らない派なので問題ないといえば無いんですが。
イコライザを使わない状態で出てくる音がそれらの機器の個性だと思っていて、その個性を(良くても悪くても)楽しみたいって感じなのですよ?
・動画は、画面が綺麗なので救われてるけど、Codecの縛りがキツスギ。

つかナニを見てるのか・・
有機ELは綺麗ですね。実物を見るとハメコミ合成かよってくらいに綺麗です。
H264+AACのmp4とWMVが再生出来るって事ですけど、とりあえず簡単なエンコード方法が無いかと思って、またしても各種動画エンコードソフトを試してみましたが・・
AVS VideoConverter
Any Video Converter
Allok Video to MP4 Converter
xilisoftのやつ
Ultra Video Converter
Joboshare Video Converter
ハイ全滅っした(;;
さすがにTMPGEnc 4.0 XPressで出力したmp4は再生出来ました。
あと、携帯動画変換君でも、プロファイルを自作すれば再生可能なものが出来ました。
プロファイルさえ作れれば、変換君の方が変換自体は楽です。ぽいぽいっとドロップするだけですし。
あと、最近(?)出たGOM ENCODERでも作成出来ました。GOM ENCODERではもともとウォークマン用のプロファイルもあるので、初心者というとアレですけど、めんどくさがりな人はGOMがいいでしょうね。機能の割に高いけど。
・動画の連続再生が出来ない(サイアク
動画が再生し終わると、停止になります。次の動画に行ってくれません。これは映画とか見る人はそれでいいかもだけど、PVとかは見るなってこと?ほんとにワケワカラン仕様です。
・付属イヤホンのケーブルが長すぎ

誰をターゲットにしてるかわからんけど、胸ポケットに本体入れると余りすぎ。その点、EX700SLとかSE530とかは短くて、付属の延長ケーブルで調整してねっていうスタンスで良かったなと。
・付属イヤホンの音質が・・
いやそんなに捨てるほど悪いというわけではないですが、高域がもうちょっと上まで出てくれたら、と、もうちょっとしっとりした方が好みかなぁと。本体が出してくる音のフラットさと相まってかなり素っ気ない感じ?カラッカラですこしざらつく感じといいますか。ノイズキャンセリング機能を抜いたとしたら、2980円ってところかなぁ。。
・付属イヤホンのイヤーピースの長さが短い&外れやすい
いや実際に外れたことはまだ無いですが、指で弄るとぽろりと取れる感じ。ってことで、手持ちのモノでなんか付くのないかなと思ったら、EX700SLのイヤーピースが付きました。

左が付属。右がEX700SLに付いてたMサイズ(Long)
キノコのかさ部分の長さze

付属のよりちょっと長め。
ひっくりかえしてみたところ

EX700SL用は、ハイブリッドシリコンイヤーピースっていうやつで、耳に当たる部分は柔らかく、パイプ部分はそれよりも硬い素材で作られてます。
パイプの部分は市販のやつは、緑色で、この青いやつより若干短めです。
つけてみた。

イヤホンの方がずいぶんと径が太いので、ちょっと広げ気味に入れないと入りませんが、かなり伸びるので簡単に入ります。プキョって感じがするまで入れる。なかなか外れなくていい感じ。
付けたときの長さ

見た目にもちょっと長くなってます。
径はかなり細くなります。

これで鳴らすとどうかっていうと、
・高域がマイルドに
・低音が出るように
たぶん、パイプ出口が細くなるので高音は反射しながら出てくるでしょうから、悪く言えばこもるのは予測出来ましたけど、ボワボワってなるほどにはなりません。ていうか高音が耳に痛く無くて個人的にはこっちのほうが好み。
低音は密閉度が上がるのか、よく出るようになりますっていうか人によっては過剰過ぎと思うかも。
(※後で、市販のやつを付けてみたらパイプが短いせいか、この青いパイプのほどは低音は出なかったので、市販のタイプのを付けることにしました)
自分の好みとしてはこっちの方が聞きやすい感じでスキです。もし中・髙域が足りないとか、もうちょっとツヤが欲しいと思ったらイコライザの1.0kを1段上げて、それでも足りないと思ったら6.3kを1段上げるとかでしょうか。
もともと伸び上がるような高域は出てないのでしょうがないとして、バランスはそんな感じだとEX700SLっていうよりSHUREの方に近いかな。
まぁいい悪いっていうか好みかどうかなんで、やるとしたら自己責任で。そんな高いもんじゃないしね。
ココのボーカルが耳にイタイ(地味に)って人に(^^;
まだ悪いところは続きますが・・
・筐体が液晶側が広く、裏に向かって狭い、台形になっているので、素材のつるつると相まって、親指と中指人差し指で挟んで持つと、滑って落としそう。
このデザインは、つまんで持つなってことですかね。手のひらに乗せて使うの推奨?
ってことでシリコンカバー買ってきました。

・その割に本体にストラップホールが無い
・説明書が・・
たとえば、「~モードの時にこのアイコンをクリックすると、・・になります。」みたいな説明が書いてあるけど、そもそもその「~モード」についての解説が説明書のどこにも記載ねえ!とか。
・もしかして、スリープタイマーがねえ?
メニュー捜しても見つからないんですけど・・
気になるところはそんなところかなぁ・・かなり致命的なところも多いケド・・
D&Dで転送した曲の管理はどうしたらいいかっつーと、一番簡単なのは、まとめたい曲を同じディレクトリに突っ込んで、そのディレクトリ内の曲のタグを、適当なタグエディタ等を使って同一のモノにしてしまうこと。今はジャンルタグにディレクトリ名を埋め込んでます。「東方関連」とか。
そうすることでジャンルでサーチ可能になるので、ディレクトリではないけど、意図したグループとして再生することが可能になります。
依然として画面こすって選曲するとアルバムモードになるので、再生画面左下のリスト表示ボタンで選曲すればいいってことで。
とりあえずそれで曲の再生についてはなんとか使い物になるようになりました。USB接続時には特にドライバ必要ないので、タグエディタもX1060に入れておけばどのPCに接続して曲を入れてもその場でタグ書き換え出来るしね。
そういう使い方のために、ケーブルも買ってきた。

ノイズキャンセルについてはよく効くけど、SE530とかのカナルタイプでフォームイヤーパッド(スポンジみたいな低反発のやつ)使ったときの方が遮音性は高いので、外音が全然聞こえなくていいって人は特にノイズキャンセルにこだわる必要ないと思うのよね。
ノイズキャンセル使った場合のいい点は、
・不快な音はカットしてくれる割に、高めの音(アナウンス等)は聞こえるので、電車とかバスとかでは絶対的な遮音性能の高いカナルよりはベンリかも。
・フォームイヤーパッドタイプのカナルよりも浅い装着で静寂が得られるので、超耳栓のカナルが苦手な人でも使える・・かも。
欠点は、
・音質がそこそこ
・音漏れが(フォームタイプに比べると)する。
ので、高価なカナルを買ったりするのがシュミ。って人は迷わず付属のイヤホンはポイポイって感じでいいんじゃないかと。
まぁ、なんつうかとてもソニーらしい商品で、こう、技術先行で使い勝手はどうでもいいし、売りの機能以外はカタログスペックのために付けてますよ的な割り切りって感じで受け入れられる人なら買い。って感じ?
とりあえず、いろいろヘタレ部分はあるけどそれ以上に出てくる音には満足したのでお気に入りになってます。

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