ラバーヒーター
EnderでABS印刷するのが多いとき、ベッド110度設定だと、室温20度くらいのときに印刷開始まで25分程度かかってたので、なんとかなんねぇかな・・と思っていて、ベッドのヒーターを高ワットのやつに変えたいなーと。
ただEnderに搭載の電源は24V350Wで、付いてるベッドヒーターはおそらく24V200W程度。これを500Wとかにするには電源交換しないとだし、あと20Aとかケーブルに流れるのはちょっと怖いので、100Vチョクのヒーター付けることにした。
aliで110V500Wのヒーターをaliで調達。3000円チョイ

100Vで使うと410Wくらい。たぶん。なので発熱量は今の倍くらいにはなるはず。
温度センサーのケーブルは単なる2線のぶつ切りなので、XHの2ピンコネクタ付ける

ソリッドステートリレーはSSR-25DAってやつをaliで430円。やっすー。絶対壊れると思うので2個買った。
マザーからのヒーター配線も、AC配線もめんどいので全部XT60コネクタに。まぁ35A定格OKなので、中華パチXT60だとしても今回はたかだか4A程度だからまぁ大丈夫たぶん

そうそう動作確認

ヒーターは数秒で触れないくらいになる。放置すると多分焼き切れる気がする。
さてEnderからベッド外す

昔買ったアルミ板235×245があるのでそれを使う。アルミ板の上にノーマルヒーターのせると1cmほどアルミ板のほうが大きい

以前ダイソーで買ったコルクをベッド裏に付けといたけど、今回は付けない予定。裏をファンで煽って放熱させたいし。
アルミ板を1cmほど切る・・んだけど、最初ルーターで少しずつ切ってたけど20分くらいで半分くらいしか切れないので、途中から金ノコにしたけどそれだと手が痛くなったので、5cmくらい切ったところでまたルーターで切ることにした。金ノコで切ったところは断面汚い。まぁ削るからいいけども。

一部だけ残して切れた。
そんでネジ位置に穴あけと、残した部分を少しえぐる

ネジの頭が出ないように

保護シート剥がして完成

そして裏側にヒーターを貼り付ける。
そうそう、リレーが壊れた場合、もし切れる方に壊れるならいいけど、入りっぱで壊れるとヒーター焼き切れたり、最悪発火なんてことになりかねないので、温度ヒューズつけとくことにする

耐熱スリーブ被せる

んで、コレをアルミテープで貼ろうと思ったらヒーター側がシリコンゴムで張り付かないでやんの。しゃーないので昔買ったシリコン用両面を探し出し

それを貼ってからアルミテープを貼った。残しておいた出っ張り部分にケーブルを固定。

そしてマグネットプレートをテーブルクリップで、と思ったら、ヒーターの分1mmくらい暑くなったので今まで使ってたクリップだと使えず。買ってあった長いクリップで留められた。なんでも買っとくもんだなぁ。

ここまで来ればあとはEnder本体に付けるだけ

ソリッドステートリレーのほうは、もしかしたら熱出るかなーと思って、ダイソーのステントレーと適当な足でヒートシンク兼固定用ステー作っといたので、それにネジ止め

裏から

端子もろだしもちょっとアレなので端子部分はカバーする

そんでエンクロージャ内再奥に設置

ケーブルがなんかプラプラしてるのが気になったので、こんなのモデリングして


ケーブルを固定することにした。100Vチョク通ってるから、Enderの框に擦れて切れたりするのも怖いしね

ただこの固定位置だともしかしたらベッドの熱で固定具が溶けるかもなので、こんな形のもモデリングしといた。

さて実際効果は、つーと、効果絶大。
ABS印刷開始まで25分かかってたのが、このヒーターだと10分かからないくらいに短縮された。すげー。PETGとか印刷時の65度とか70度とかだと2~3分で印刷開始される。すげー。
そしてベッド110度で室温20度とかだと、エンクロージャ内が50度近くになってしまうので、100度でもいいかなと思ってます。それだとさらに開始まで短くなるしね。
副次的な効果としては、Enderの電源にヒーター分の負荷がかからなくなったので、電源のファンがそんなに回らなくなった。電源長持ちしそう。
と、いいことづくめ。
100Vチョク使ってるっていうリスクはあるものの(^^;
そういえばまたモーターが框に当たるようになったのでモーターのブラケット外してみると、やっぱり反ってた

インフィル18%とかで印刷してたかも。今回は曲がりそうな部分はインフィル100%にして印刷してみた。どうなるかな。

左が曲がったやつ。モーターの熱でひしゃげちゃってるね。PETGではだめかも。